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中日新聞掲載の大学記事

2013.06.26

全日本大学ホッケー決勝 朝日大男子 V逃す 東海学院大女子も惜敗

 第32回全日本大学ホッケー王座決定戦の男女決勝が25日、岐阜県各務原市の県グリーンスタジアムで行われ、初優勝を狙った男子の朝日大(岐阜)は立命大に0−4で敗れた。連覇が懸かった女子の東海学院大(岐阜)も山梨学院大に1−2で惜敗した。

■精神面で弱さ

 初の全国制覇を目指した朝日大は、精神面から崩れた。今季の日本リーグで2位につける強豪・立命大に完敗。大橋駿主将(4年)は「立命は一度も勝ったことがない相手。気持ち的に引いてしまった」と唇をかんだ。

 序盤から地力で勝る立命大に押し込まれた。出足が鈍く、球際の争いは常に劣勢。なかなかシュートを打てず、長屋恭一監督(64)は「ヘビににらまれたカエルのようになってしまった。どこが相手でも力を出し切れるメンタルの強化が必須」と課題を口にした。

 ホッケー部は2002年に創部。北京五輪で男子日本代表を率いた長屋監督を09年に招き、本格的な強化に乗り出した。王座決定戦は10年から2年連続で準優勝。短期間で全国屈指の強豪に成長した。

 「(11月の)インカレでは何としても優勝したい」と大橋主将。日本一へ、まずは格上に打ち勝つ心の強さが求められる。 (青山直樹)

■終了直前に痛恨 決勝点奪われる 東海学院大

 東海学院大は試合終了直前に決勝点を奪われ、連覇を逃した。義浦主将は「応援してくださった方々に申し訳ないです」と泣きじゃくった。昨年の登録メンバー22人のうち、13人が入れ替わった。骨格を大きくつくり直したチームは、心身ともにいま一歩。義浦主将は「体力と集中力が最後まで続かないのが大きな課題。インカレで王座を奪還します」と誓った。

(2013年6月26日 中日スポーツ9面より)
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