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中日新聞掲載の大学記事

2013.06.20

鉛筆走らせ「漫画」の腕磨く 米・テキサスの短大から 大垣女子短大

 米テキサス州テキサス市のカレッジ・オブ・ザ・メインランドの学生4人と教員2人が大垣市入りし、市内でホームステイしながら大垣女子短大に短期留学。日本の漫画文化などを学んでいる。(山本克也)

 同カレッジは日本の短大に当たり、美術や音楽、幼児教育、看護の分野で大垣女短と共通する教育プログラムを持つ。同カレッジからの交流の申し入れがあり、学生に同行しているマユコ・グレイ臨時教授(35)=羽島市出身=の妹が大垣女短の卒業生という縁もあって留学が実現した。

 学生は、美術やコンピューターを学ぶ21〜71歳の女性4人で、大垣市には16日から滞在。18日は大垣女短デザイン美術科マンガコースの渡辺浩行教授による「コミックイラストレーション」の授業に臨み、思い思いに鉛筆を走らせ、漫画への興味を深めていった。

 5歳の時に日本のアニメに出合って以来親しんでいるというブリトニー・オリバーさん(22)は「自己流で描いているが、もっとうまくなって帰りたい」と意欲を見せていた。

 一行はこの日、市役所で小川敏市長にあいさつ。大垣市には28日まで滞在し、大垣女短で似顔絵やデッサンを学ぶほか、生け花を体験する予定だ。

 マユコ臨時教授は「テキサスの若い人たちに日本を含めた外国をもっと知ってほしい」と話し、交流の広がりに期待した。

(2013年6月20日 中日新聞朝刊西濃版より)
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