進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2013.06.16

スポーツ指導 暴力問う 名古屋 教員や学生らシンポ

 スポーツ指導における暴力について考えるシンポジウムが15日、名古屋市千種区の愛知工業大自由ケ丘キャンパスで開かれた。教育関係者や学生100人が参加した。

 スポーツ心理学や体育科教育などを専攻する大学教授が講演。東京女子体育大の阿江美恵子教授は「暴力が成果につながると考える選手は多い。そういった選手が指導者になると、同じことが繰り返される。暴力は積極的に否定していくことが大切」と説いた。

 東海学園大の斎藤正晴教授は「プレーの失敗は、選手本人が一番わかっている。怒って暴力を振るうと、萎縮させるだけ」と指摘した。

 シンポジウムは、学校やスポーツ界の体罰問題を受け、東海地方の教員らでつくる東海体育学会が開催した。 (伊藤隆平)

(2013年6月16日 中日新聞朝刊県内版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ