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2013.06.09
「ヒッグス粒子」の研究最前線を紹介 千種で名大教授ら
質量の起源とされ、「神の粒子」とも呼ばれる「ヒッグス粒子」をテーマにした名古屋大の理学部懇話会が8日、東山キャンパス(千種区)の坂田・平田ホールで開かれ、大学院理学研究科の久野純治教授とタウ・レプトン物理研究センターの戸本誠准教授が300人の参加者にヒッグス粒子研究の最前線を紹介した。
懇話会は理学部と理学研究科の広報委員会の主催で、今回が22回目。名大はヒッグス粒子を検出する国際研究グループに加わっている。
久野教授は講演で物質を構成する最小粒子・素粒子の理論を解説し、宇宙のどこにでも存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質(ダークマター)」は未知の素粒子かもしれないと指摘。「ヒッグス場(粒子)の性質を十分に説明できる理論も、今のところ欠如している」と今後の課題を挙げた。
一方、戸本准教授は「今後、ヒッグス粒子の未知の性質が分かってきたり、新しい粒子が発見される可能性がある」と強調。さらに、国際研究グループで名大が粒子の検出器開発を担当していることを明かした。
(2013年6月9日 中日新聞朝刊市民版より)
懇話会は理学部と理学研究科の広報委員会の主催で、今回が22回目。名大はヒッグス粒子を検出する国際研究グループに加わっている。
久野教授は講演で物質を構成する最小粒子・素粒子の理論を解説し、宇宙のどこにでも存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質(ダークマター)」は未知の素粒子かもしれないと指摘。「ヒッグス場(粒子)の性質を十分に説明できる理論も、今のところ欠如している」と今後の課題を挙げた。
一方、戸本准教授は「今後、ヒッグス粒子の未知の性質が分かってきたり、新しい粒子が発見される可能性がある」と強調。さらに、国際研究グループで名大が粒子の検出器開発を担当していることを明かした。
(2013年6月9日 中日新聞朝刊市民版より)
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