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2013.02.23
キューピー人形販売好調で励み 四日市看護医療大生 独自にデザイン
■大震災被災地支援の活動費づくり
東日本大震災の被災地支援に取り組む四日市看護医療大(四日市市萓生町)の学生グループ「災害支援の会」が活動資金を調達するため、自分たちでデザインしたキューピー人形を大学で販売している。用意した1000個が完売間近となる人気ぶりで、学生たちも張り切って支援に励んでいる。(佐野周平)
支援の会は昨年10月、学生30人で発足。被災地を訪れる際の交通費など活動資金の捻出を考える中、多くの大学がPRなどを目的に独自のデザインによるキューピー人形を作っていることを知り、取扱業者と4カ月近く協議を重ね、会の発足直前に出来上がった。
人形は高さ3.5センチで、ストラップが付く。こげ茶色のショートボブの髪形に、学生が実習時に着る白いナース服に身を包み、首から聴診器をぶら下げている。聴診器の色は大学の校章などに使われているオレンジ色にした。
学内にチラシを貼ってPRし、1個650円で販売したところ学生たちに受け、30〜40個が残るだけになっているという。
支援の会は昨年12月、被災した宮城県東松島市の仮設住宅を初めて訪問し、高齢者に足湯につかりながらマッサージを受けてもらったりした。
2年の中谷みどり代表(20)は「とても喜んでくれたのが印象的だった」と振り返り「被災地でいろいろ見聞きして支援活動を続けていく重要性を感じた」と力を込める。3月に再び東松島市を訪れて活動する計画だ。
(2013年2月23日 中日新聞朝刊北勢版より)
東日本大震災の被災地支援に取り組む四日市看護医療大(四日市市萓生町)の学生グループ「災害支援の会」が活動資金を調達するため、自分たちでデザインしたキューピー人形を大学で販売している。用意した1000個が完売間近となる人気ぶりで、学生たちも張り切って支援に励んでいる。(佐野周平)
支援の会は昨年10月、学生30人で発足。被災地を訪れる際の交通費など活動資金の捻出を考える中、多くの大学がPRなどを目的に独自のデザインによるキューピー人形を作っていることを知り、取扱業者と4カ月近く協議を重ね、会の発足直前に出来上がった。
人形は高さ3.5センチで、ストラップが付く。こげ茶色のショートボブの髪形に、学生が実習時に着る白いナース服に身を包み、首から聴診器をぶら下げている。聴診器の色は大学の校章などに使われているオレンジ色にした。
学内にチラシを貼ってPRし、1個650円で販売したところ学生たちに受け、30〜40個が残るだけになっているという。
支援の会は昨年12月、被災した宮城県東松島市の仮設住宅を初めて訪問し、高齢者に足湯につかりながらマッサージを受けてもらったりした。
2年の中谷みどり代表(20)は「とても喜んでくれたのが印象的だった」と振り返り「被災地でいろいろ見聞きして支援活動を続けていく重要性を感じた」と力を込める。3月に再び東松島市を訪れて活動する計画だ。
(2013年2月23日 中日新聞朝刊北勢版より)