進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2012.10.18

イタリアン風さつま揚げ、カレー入りギョーザ・・・ 学生発想で斬新な味

■名古屋文理大生と食品メーカー6社 消費者目線にこだわり20品開発

 稲沢市の名古屋文理大フードビジネス学科の2年生が、食品メーカーと共同で20品の新商品を開発した。イタリアン風さつま揚げやカレー入りギョーザといった「食べてみたい」商品を消費者目線で考え、企業の担当者からは「斬新な発想」と高評価を得た。(荒井隆宏)

 開発したのは、おからを練り込んだドーナツやチーズケーキ、バジルやコショウを加えたさつま揚げ、台所で栽培できるミツバなど20品。いずれも近く発売される予定。

 学生たちは、文理大と連携協定を結んでいる市内の食品卸売業者「昭和」の仲立ちで、愛知、三重県内のメーカー6社に開発したいメニューを提案。打ち合わせや試作を重ねて商品化に至った。

 17日にあった昭和の食品見本市に出品。来場した小売店の担当者は学生のアピールを受け、興味深そうに商品を試食していた。

 チーズとカレー入りギョーザを提案した時森由佳さん(20)=安城市=は「子どもをターゲットにして品目を考えた。自信を持って売り出せる出来です」と胸を張った。

 昭和の担当者は「学生には固定観念がなく、おもしろいアイデアが出た」と歓迎。共同開発に加わった、おとうふ工房いしかわ(高浜市)の石川伸社長は「学生たちは安心安全の観点を重視しており、消費者の意識が高まっていると再認識した」と語っていた。

(2012年10月18日 中日新聞朝刊尾張版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ