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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.21

古戸の魅力巡ろう 東栄 住民や愛大生らが散策マップ

■花祭りや景勝地など三十数カ所 3コースに分け紹介

 花祭りで知られる東栄町古戸(ふっと)地区の住民や大学生ら30人ほどが「散策マップ」を作った。自然や史跡、景勝地など、古戸の魅力がふんだんに盛り込まれている。(鈴木泰彦、曽布川剛)

 作ったのは地域おこしグループ「古戸ひじり会」(初沢宣亮(のぶあき)会長)、体験農場「古戸おいでん塾」の都市部からの参加者、地区で実地踏査を続けている愛知大中部地方産業研究所岩崎正弥ゼミナールの学生ら。昨年7月からミーティングを重ね、作業を進めてきた。

 マップは、花祭りと関係が深い白山神社や祭り当日最初にお参りする「みるめ様」、総延長1キロの石灰岩の洞窟「風穴」、できものに効能があるといわれる「でんちょろ場」など三十数カ所を網羅。花祭り、景勝地、願掛け・パワースポットの3コースに分けて紹介する。

 岩崎教授のゼミを受講する愛知大経済学部4年の7人は昨年の夏から12月にかけて6〜7度、古戸地区を調査した。ゼミリーダーの吉田寛さん(21)は「地区の人たちでは気付かないような古戸の魅力が伝わるように工夫できた」と話す。

 4つ折りA4判で、5000部を作製。役場やとうえい温泉、JR東栄駅など町内の主要施設で無料配布している。古戸公民館と国道151号沿いの2カ所にはマップの看板を立て、その脇のポストにも備えてある。

 古戸ひじり会の初沢会長は「200人足らずの集落ですが見どころはいっぱい。マップを参照しながらぜひ歩いてみてください」と呼び掛けている。

 問い合わせは東栄町企画課内、古戸ひじり会事務局=電0536(76)0502=へ。

(2012年7月21日 中日新聞朝刊東三河版より)

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