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中日新聞掲載の大学記事

2012.04.24

「名古屋を学生の聖地に」 テレビ塔会議室など開放 「ナゴ校」28日開校

 名古屋市は、中心部のテレビ塔や久屋大通公園などの広場や会議室を無償で開放し、学生による、学生のためのイベント展開を通じて地域振興を目指すNAGOYA学生キャンパス「ナゴ校」を開設する。23日、市役所で設立会見があり、河村たかし市長が「全力で応援して名古屋を学生の聖地と呼ばれる街にしたい」と気炎を上げた。 (酒井和人)

 ナゴ校には、名古屋のことをみんなで考え(ナゴ考)、もっと好きになり(ナゴ好)、多くの人々が行きたくなる(ナゴ行)街にしたいとの願いが込められているという。

 現在、市内を中心に20前後の大学の学生が参加。交流、イベント、情報発信、クリエーティブの4チームに分かれ、各種イベントを企画、開催する。

 開校日は28日。テレビ塔で記念式典がある。

 通年企画としてテレビ塔の会議室でフィールドワークを主体とする講義が実施され、県内49大学で単位認定される。開校日は名古屋学院大による記念講義「名古屋を考える」がある。

 このほか、2万人の来場を目指す合同大学祭「学生EXPO」(6月)や、東日本大震災の被災地を追悼する「キャンドルナイト」(12月)などが予定されている。会見では、学生が考案したナゴ校のロゴマークもお披露目された。シャチホコのほか、テレビ塔やオアシス21が隠し絵的にあしらわれている。

 学生スタッフの1人、名古屋大3年の西村翔平さん(20)は「関東、関西がだめだったから名古屋という学生もいるが『自分たちがやりたいことができるよ』とアピールして、名古屋が第1志望という学生を増やしたい」などと話した。

(2012年4月24日 中日新聞朝刊市民版より)
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