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中日新聞掲載の大学記事

2012.04.23

愛知大学野球 名城大延長10回サヨナラ勝ち

 名城大が延長10回、敵失で愛工大に2−1でサヨナラ勝利。連勝で今季初勝ち点を獲得した。愛工大は開幕4連敗。中部大−愛院大は降雨順延となり、23日午後1時から瑞穂球場で行われる。

■今季初の勝ち点

 昨秋は勝ち点1で最下位に沈んだ名城大が、2カード目で初勝ち点をもぎ取った。両校ともに好機を生かせずにもつれた延長10回。2死一、三塁で、6番・小塚の遊ゴロが敵失を誘ってサヨナラ勝ち。松永健二監督(33)は「よく粘った。点を取られなければ負けない。全員で勝ち取った1勝」と堅守でつかんだ勝利を喜んだ。

 愛院大との開幕戦で2失策したが、以降はこの日を含めて3戦連続で無失策。雨でぬかるんだ土のグラウンドでも、名城大ナインは冷静だった。特に左翼・角谷は鋭い打球を2度も好捕し、松永監督に「ビッグプレーだった」と言わしめた。主将の天野二塁手は「相手にミスが出たのに対して、ウチは2試合を通じてミスがなかった」と勝因を挙げた。

■守りのチームに

 ミス撲滅は今春の大きなテーマ。松永監督は「守れないと試合には出さない」と選手に言い続けてきた。守備のミスだけでなく、バッテリーなら四球、打撃なら送りバントを1球で決めなければ、チーム内では失策扱い。走塁など記録に残らないミスも含め、攻守に精度を高めてきた。「攻撃面を強化するのではなく、リズムをつくる。チームの色を模索してきたけど、守り勝つ野球がいいのかな」と松永監督。連勝で勝ち点も手応えもつかんだ。 (麻生和男)

 ▽2回戦(名城大2勝)
愛工大 0001000000―1
名城大 0100000001x―2
(延長10回)

(2012年4月23日 中日スポーツ10面より)
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