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中日新聞掲載の大学記事

2012.02.25

デザイン発信もっともっと デザイナーら創作活動発表

 名古屋がユネスコに認定された国際的なデザイン都市であることをもっと広めようと、デザイナーらがスライド写真を使って自作の商品などを紹介する「ぺちゃくちゃないとNAGOYA」が23日、中区の青少年文化センター・アートピアホールであった。

 市や名古屋商工会議所などでつくる実行委員会が開いた。デザイナーら創作活動に取り組む人たちが県内外から19組が発表し、200人が聞き入った。

 発表は、制限時間が6分40秒。20枚の写真を使い、1枚20秒ごとに画像を切り替えるのがルールだった。

 名古屋工業大など県内5大学の学生たちは「名古屋の都市としての個性を表現したお土産を作りたい」と話して、鳴海絞で作ったしゃちほこの形をしたかばんなどを紹介した。

 天白区でインテリアショップを経営する伊藤隆一さんは「男の人にもインテリアにこだわってほしい」として、地元企業の作った良質のソファや棚などを披露した。

 中川運河沿いの倉庫にデジタルアートを投影する取り組みを紹介した服部充代さんは「水辺にクリエイティブな風を吹き込みたい」と意図を説明した。

 ほかにも、白色にした地下足袋をマジックで多彩に染め直すなどの個性的な商品が登場し、来場者は楽しそうにうなずいたりしていた。

 会場では名古屋の地ビールやういろうの販売もあった。参加者らは休憩時間に互いの意見を交換しあう場面も見られ、担当者は「参加者同士の交流から新しい活動につながっていけば」と話した。(田中周一)

(2012年2月25日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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