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中日新聞掲載の大学記事

2011.08.21

「記念で終わらせるつもりない」 名城大3本柱 竜2軍倒す!!

■23日に交流戦 超本気モード

 名城大が「3本柱」でドラゴンズに真剣勝負を挑む。23日にナゴヤ球場で行われる中日2軍とのプロアマ交流戦に向けて、松永健二監督(33)は「『記念』で終わらせるつもりはない」と闘志満々。下平将一(3年・東邦)、河野清太郎(1年・愛知啓成)、森田将行(1年・常葉菊川)の主力3投手を立てて、勝利を目指す。

■硬軟光る投球術

 腕試しの相手としては最高だ。ドラゴンズが大学生に初めて門戸を開く歴史的な試合に、名城大は総力を結集して臨む。松永監督は「先発投手は主力の3人の中から調子をみて選び、継投も惜しまない。投手が踏ん張れば、それなりの試合になる」。大学のリーグ戦とは違い、後先を考えずプロにぶつかる構えだ。

 自慢の3本柱は多士済々。エース格の左腕・下平は硬軟織り交ぜた投球術が光る。「自分のボールが超一流の選手にどこまで通じるか。思い切っていく」と語る。春のリーグではやや調子を落としたが、夏に向けて直球を磨き直した。

 1年生の2人も成長著しい。149キロ右腕の河野は大学ジャパンの候補にも名前を連ねた。「ジャパンの選考合宿は勉強になりました。スピードでは東海大の菅野さん、キレでは亜大の東浜さんですね」。プロが注目する上級生の投げっぷりに刺激を受けた。技巧派左腕の森田も夏場の練習試合で際立った安定感を見せている。

 ドラゴンズには名城大出身の英智、清水、山内、森越がいる。場合によっては“直接対決”が実現するかもしれない。河野は「森越さんとは高校も同じ。『名城大はいい環境だよ』と誘っていただき、入学を決めたんです。対戦が楽しみですね」と胸を躍らせている。

 清水、山内の両投手を代表格に、伝統的に好投手を輩出している名城大。その系譜を受け継ぐ3人のエースが、束になってプロに真っ向勝負を挑む。 (木村尚公)

■新ユニホームお披露目へ

 名城大にとってドラゴンズ戦は新しいユニホームの“お披露目試合”ともなる。これまではえんじ色のタテジマだったが、えんじ1色のスタイリッシュなタイプに新調した。松永監督は「前監督の大坪さんが3月で野球部から離れたこともあり、一新しました」と語る。出来上がったユニホームの評判は上々で、芳川主将は「以前のユニホームは重かったけど、今度は軽くて着やすい」と笑顔。気持ちも新たにプロへ挑む。

(2011年8月21日 中日スポーツ11面より)
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