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2011.08.05
被災地へ煎餅届けよう 愛知文教女子短大 学生が募金活動
■アレルギーの心配無用 10日にも第2便 「喜ぶ人いる限り続ける」
愛知文教女子短大(稲沢市)の学生サークルが、学内で開発した食物アレルギー対応の煎餅「ぱりまる」を東日本大震災の被災地に届けるための募金活動を続けている。5月に送った第1便は好評で、10日にも第2便を送る。メンバーは「喜んでくれる人がいる限り続けたい」と意欲的だ。(荒井隆宏)
ぱりまるは大豆や米粉などが原料で、アレルギーの原因となりやすい卵や小麦などを含まない。食物栄養専攻の学生らが考えたレシピを使い、高浜市の授産所「高浜安立」が製造している。
被災地支援のための「サークルぱりまる」は、報道で「アレルギーで支援物資が食べられない」と悩む被災者がいると知った13人が集まり、春休み明けの4月初めに発足。学内や市内のイベントで寄付を募ってきた。
1カ月で集まった18万円を元に、高浜安立が割安で750袋(1袋60グラム入り)を製造。第一便として、東北のボランティア団体を通じ、小児科医院や避難所に届けた。現地の医師から「親子がうれしそうに持って帰ってくれます。私たちも原発・地震・津波に負けず頑張ります」とメッセージが届いた。
「高浜安立の皆さんも一生懸命。少しでも被災地の力になれたら」とサークル代表の鈴木智子さん(20)。指導する安藤京子教授(58)は「アレルギーは3人に1人あると言われている。授産所の活動支援にもなり、継続的な活動をしていきたい」と語る。
7月末に稲沢市で開かれた稲沢夏まつりでは、メンバーたちがぱりまるを手に募金を呼び掛けた。財布の小銭を全て差し出した男の子もいたという。
第2便は250袋を被災地へ送る。サークルの活動は本年度いっぱい続け、その後は現地の望みに応じた方法を考える。募金は短大で随時受け付けている。(問)愛知文教女子短大=電0587(32)5169
(2011年8月5日 中日新聞朝刊県内版より)
愛知文教女子短大(稲沢市)の学生サークルが、学内で開発した食物アレルギー対応の煎餅「ぱりまる」を東日本大震災の被災地に届けるための募金活動を続けている。5月に送った第1便は好評で、10日にも第2便を送る。メンバーは「喜んでくれる人がいる限り続けたい」と意欲的だ。(荒井隆宏)
ぱりまるは大豆や米粉などが原料で、アレルギーの原因となりやすい卵や小麦などを含まない。食物栄養専攻の学生らが考えたレシピを使い、高浜市の授産所「高浜安立」が製造している。
被災地支援のための「サークルぱりまる」は、報道で「アレルギーで支援物資が食べられない」と悩む被災者がいると知った13人が集まり、春休み明けの4月初めに発足。学内や市内のイベントで寄付を募ってきた。
1カ月で集まった18万円を元に、高浜安立が割安で750袋(1袋60グラム入り)を製造。第一便として、東北のボランティア団体を通じ、小児科医院や避難所に届けた。現地の医師から「親子がうれしそうに持って帰ってくれます。私たちも原発・地震・津波に負けず頑張ります」とメッセージが届いた。
「高浜安立の皆さんも一生懸命。少しでも被災地の力になれたら」とサークル代表の鈴木智子さん(20)。指導する安藤京子教授(58)は「アレルギーは3人に1人あると言われている。授産所の活動支援にもなり、継続的な活動をしていきたい」と語る。
7月末に稲沢市で開かれた稲沢夏まつりでは、メンバーたちがぱりまるを手に募金を呼び掛けた。財布の小銭を全て差し出した男の子もいたという。
第2便は250袋を被災地へ送る。サークルの活動は本年度いっぱい続け、その後は現地の望みに応じた方法を考える。募金は短大で随時受け付けている。(問)愛知文教女子短大=電0587(32)5169
(2011年8月5日 中日新聞朝刊県内版より)
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