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果物、ゼリーで実験だ 金沢工大生 消化酵素の役割教える

実験用のパイナップルを切る児童(右)=金沢市片町の金沢学生のまち市民交流館で
幼少期を同市で過ごした科学者の高峰譲吉の功績を伝え、子どもたちに科学の楽しさを伝える同大学生のプロジェクトチームが主催。学生12人で企画し、小学3、4年の7人と保護者が参加した。
実験では果物の酵素がタンパク質を分解する様子を体感。不織布の白衣を身に着けた児童は、パイナップルやモモ、キウイなどの生の果物と、缶詰の果物を寒天とゼラチンのゼリーの上にそれぞれ置き、変化を観察。生のキウイとパイナップルがゼラチンゼリーを溶かす様子を親子で見て「液体になってる」「すごい」などの声が上がった。
酵素の解説では、消化酵素薬「タカヂアスターゼ」を発明した高峰譲吉の説明もあった。
同大1年の桐野七夢(ななみ)さん(19)は「6月から企画を考えた。おやつを使った実験で科学に興味を持ってくれたようで良かった」と話した。(田上亜侑奈)
(2025年10月14日 北陸中日新聞朝刊金沢版より)