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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2025.12.01

若い感性生かし政策提言 名古屋 県内5大学21人、知事に

アジア・アジアパラ大会を盛り上げる施策を発表する学生たち=名古屋市中区の県図書館で

アジア・アジアパラ大会を盛り上げる施策を発表する学生たち=名古屋市中区の県図書館で

 愛知県内の大学生による大村秀章知事への政策提言会が11月29日、名古屋市中区の県図書館で開かれた。初の試みで、県立大、県立芸術大、中京大、名古屋大、名城大の学生が参加。自らの問題意識や自治体の課題などを解決する柔軟なアイデアを提案した。

 大村知事は「大学生ならではの若い感性で考えられた政策提言をしっかり受け止めて実現できるものは実現し、取り入れていきたい」とあいさつ。5大学の学生計21人が、製造業の人手不足解消や地域防災、観光促進など幅広いテーマで発表し、大村知事が全てにコメントした。

 中京大の学生は、来年のアジア・アジアパラ大会(愛知・名古屋大会)を盛り上げる施策を提言。関心を高めるために情報発信が必要だとして、アジア各国の国旗を作ったり、街中に大会のホームページにアクセスできるQRコードを設置したりする案を発表し「皆の手で彩る、忘れられない瞬間をつくりたい」と語ると、大村知事は「どんな形で取り入れられるか、早速検討したい」と応じた。

 発表した同大総合政策学部3年の永冶佳穂さん(21)は「率直にうれしかった。発表に向けて調べる中でいろいろ知って、学生も参加できる施策を考えられた」と話した。(大野沙羅)

(2025年12月1日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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