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お知らせ  2025.04.16

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藤田医大で太陽光発電 停電時最大7日間機能維持

15日に発電を始めたカーポートの太陽光パネル=愛知県豊明市の藤田医科大病院で

15日に発電を始めたカーポートの太陽光パネル=愛知県豊明市の藤田医科大病院で

 中部電力の販売子会社、中部電力ミライズは15日、愛知県豊明市にある藤田医科大病院の教職員用駐車場で太陽光発電を始めた。今後、発電規模を拡大。大規模災害などで停電が発生した際、非常用発電機と接続して最大7日間の病院の電気をまかなえるようにする。

 この日は教職員用駐車場のカーポートに設置されたパネル955枚(出力517キロワット)が稼働。6月には敷地に隣接するため池「濁池」の水上で、来年10月には別のカーポートで太陽光発電を順次開始する。

 パネル枚数は7千枚、総出力は4千キロワットに。これまで停電時に非常用発電機で病院機能を維持できる期間は3日間だったが、最大で4日延びる。災害時以外も太陽光の電気を病院や大学で活用。二酸化炭素(CO2)排出量を年2187トン削減できるという。

 藤田医科大病院が指定されている「災害拠点病院」で、非常用発電機と太陽光発電を接続して停電時の病院機能を維持するのは全国で初めてという。15日は藤田医科大で記念式典があり、運営法人藤田学園の星長清隆理事長や中電ミライズの神谷泰範社長、小浮正典豊明市長らが祝辞を述べた。

(2025年4月16日 中日新聞朝刊7面より)
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