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2010.10.17
愛知大学野球 中部大・石川14回完封
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第7週第1日は16日、愛知県豊田市の運動公園野球場で1回戦2試合を行い、中部大は延長14回の投手戦の末、1−0で愛院大に勝ち、名城大は2−0で愛工大に先勝した。愛工大の優勝の可能性はなくなった。
中部大は14回2死二塁から代打佐藤の右翼線二塁打で、待望の1点を奪った。愛院大は好投した浦野を打線が援護できなかった。
名城大は、7回1死二、三塁から黒沢が決勝の右中間三塁打を放った。阿部健は終盤のピンチをしのぎ、無四球で今季初の完封勝利を挙げた。
■逆転Vへナイン鼓舞 石川 直球威力防御率トップに
42個目のアウトを取ると、疲れも見せずに平然と整列に向かった。中部大の石川が14回を6安打に抑え、今季2度目の完封勝利。「ストレートがよく走った。今シーズンで一番出来が良かった」と胸を張った。
外野手が初めて打球を処理したのは9回だった。真っすぐに球威があるため変化球も生き、打球が飛ばない。特にスライダーが効果的。楽にカウントを整えられた。勝負球は外へ大きく逃げて見逃せばボール球。切れがいいから打者は思わず手が出てしまう。投げ分けるコントロールも絶妙だった。
リーグ最多の今季5勝目。防御率も1.11でトップに躍り出た。前週までの「真っすぐに伸びがない」という不満を解消する投球内容だった。
チームは開幕から2カード連続で勝ち点を落としたが、息を吹き返して現在は勝ち点2。愛院大戦で勝ち点を取れば、勝ち点3の名商大の最終週の結果次第では逆転優勝の芽もある。「そのためにも愛院大に連勝したい」。エースの好投がチームメートの士気を一段と高めた。 (東郷賢一)
◇豊田(中部大1勝 延長14回)
中部大 00000000000001―1
愛院大 00000000000000―0
◇同(名城大1勝)
名城大 000000200―2
愛工大 000000000―0
(2010年10月17日 中日新聞朝刊28面より)
中部大は14回2死二塁から代打佐藤の右翼線二塁打で、待望の1点を奪った。愛院大は好投した浦野を打線が援護できなかった。
名城大は、7回1死二、三塁から黒沢が決勝の右中間三塁打を放った。阿部健は終盤のピンチをしのぎ、無四球で今季初の完封勝利を挙げた。
■逆転Vへナイン鼓舞 石川 直球威力防御率トップに
42個目のアウトを取ると、疲れも見せずに平然と整列に向かった。中部大の石川が14回を6安打に抑え、今季2度目の完封勝利。「ストレートがよく走った。今シーズンで一番出来が良かった」と胸を張った。
外野手が初めて打球を処理したのは9回だった。真っすぐに球威があるため変化球も生き、打球が飛ばない。特にスライダーが効果的。楽にカウントを整えられた。勝負球は外へ大きく逃げて見逃せばボール球。切れがいいから打者は思わず手が出てしまう。投げ分けるコントロールも絶妙だった。
リーグ最多の今季5勝目。防御率も1.11でトップに躍り出た。前週までの「真っすぐに伸びがない」という不満を解消する投球内容だった。
チームは開幕から2カード連続で勝ち点を落としたが、息を吹き返して現在は勝ち点2。愛院大戦で勝ち点を取れば、勝ち点3の名商大の最終週の結果次第では逆転優勝の芽もある。「そのためにも愛院大に連勝したい」。エースの好投がチームメートの士気を一段と高めた。 (東郷賢一)
◇豊田(中部大1勝 延長14回)
中部大 00000000000001―1
愛院大 00000000000000―0
◇同(名城大1勝)
名城大 000000200―2
愛工大 000000000―0
(2010年10月17日 中日新聞朝刊28面より)