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2010.09.14
愛知大学野球 名商大が勝ち点 愛工大、愛大譲らず
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第2週第3日は13日、名古屋市の瑞穂球場で1部の3回戦2試合を行い、名商大が2−1で中部大を下し、勝ち点を挙げた。愛工大と愛大は延長12回、1−1で双方譲らず、1勝1敗1引き分けとなった。
名商大は1−1の7回2死から秋田、中村の長短打で勝ち越し。水野は後半のピンチを冷静に切り抜けた。愛工大は7回、荻野の右前打で先制。愛大が8回、追いついた後は互いに決め手を欠いた。4回戦にもつれ込んだのは2008年春の名商大−愛産大以来。
■シンカー交えて 水野1失点完投
勝利が決まると両手を挙げて喜びを表現した。名商大の水野が1失点で完投勝利。「きのう後輩たちが勝ってくれたので、負けられなかった」。4年生のエースは責任を果たした満足感に浸っていた。
右下手から丁寧に低めに投げるのが持ち味。春まで球種はストレートとスライダーだけだった。「どのチームも左打者が多い」。8月からシンカーの習得に励んだ。「10球ほど投げた。まだコントロールが甘い」と言いながら、投球の幅は確実に広がった。
春季リーグは最多の7勝を挙げたが、1回戦(11日)は3回までに4失点と打ち込まれた。汚名返上の好投。チームに勝ち点をもたらした。「優勝経験が一度もない」。リーグを代表する右腕はラストチャンスにかけている。 (東郷賢一)
◇瑞穂(1勝1敗1分け)
愛大 000000010000―1
愛工大 000000100000―1
(延長12回規定により引き分け)
◇同(名商大2勝1敗)
名商大 001000100―2
中部大 000100000―1
(2010年9月14日 中日新聞朝刊25面より)
名商大は1−1の7回2死から秋田、中村の長短打で勝ち越し。水野は後半のピンチを冷静に切り抜けた。愛工大は7回、荻野の右前打で先制。愛大が8回、追いついた後は互いに決め手を欠いた。4回戦にもつれ込んだのは2008年春の名商大−愛産大以来。
■シンカー交えて 水野1失点完投
勝利が決まると両手を挙げて喜びを表現した。名商大の水野が1失点で完投勝利。「きのう後輩たちが勝ってくれたので、負けられなかった」。4年生のエースは責任を果たした満足感に浸っていた。
右下手から丁寧に低めに投げるのが持ち味。春まで球種はストレートとスライダーだけだった。「どのチームも左打者が多い」。8月からシンカーの習得に励んだ。「10球ほど投げた。まだコントロールが甘い」と言いながら、投球の幅は確実に広がった。
春季リーグは最多の7勝を挙げたが、1回戦(11日)は3回までに4失点と打ち込まれた。汚名返上の好投。チームに勝ち点をもたらした。「優勝経験が一度もない」。リーグを代表する右腕はラストチャンスにかけている。 (東郷賢一)
◇瑞穂(1勝1敗1分け)
愛大 000000010000―1
愛工大 000000100000―1
(延長12回規定により引き分け)
◇同(名商大2勝1敗)
名商大 001000100―2
中部大 000100000―1
(2010年9月14日 中日新聞朝刊25面より)