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学生活動  2024.03.01

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文化、神道 伊勢学んで 市と皇学館大 PRへ海外学生招く

伊勢での体験や海外からの集客に向けた方策について対談する研究者や鈴木市長(右から2人目)=伊勢市の皇学館大で

伊勢での体験や海外からの集客に向けた方策について対談する研究者や鈴木市長(右から2人目)=伊勢市の皇学館大で

 伊勢市と皇学館大が海外出身の学生を招いて地域の魅力を伝え、情報発信をしてもらう「伊勢と日本スタディプログラム」が市内で開かれている。国内外の大学で日本について学ぶ学生たちが7日まで、地域ならではの文化や神道に関する知識を座学、フィールドワークを通じて身に付ける。

 海外での伊勢の知名度を上げる目的で企画し、今回で10回目。20~30代を中心とした米国や英国、ロシア、中国などからの学生13人が公募で選ばれた。渡航費などは市が負担する。

 今回は新たな試みとして過去にプログラムに参加した研究者ら4人も招いた。2月20日には大学で鈴木健一市長らを交えた討論会が開かれ、4人が伊勢での体験や海外からの集客に向けた方策について話した。

 ルーマニア出身の研究者は「伊勢では神様の神秘性が生む『聖』と、人々の生活である『俗』に一度に触れられる」と強調。母国に帰国してから、伊勢神宮に関する講演会を開いたという。別の研究者は「海外からの観光客が地元の人たちとかかわる活動ができることも大切だ」と話した。

 鈴木市長は「伊勢は単なる観光地ではなく、信仰の場所。日本の歴史を学ぶ世界各地の人が、伊勢で神道を学んでくれるのはありがたい」と語った。

 学生たちは期間中、市内の神社や博物館施設を訪れたり、祭式行事や茶道を体験したりする。(清水大輔)

(2024年3月1日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)

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