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イベント  2024.02.29

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生産者の思い 語らせて 名駅で金城学院大生 県産食材を来店者にPR

「説明が長い料理店」で来店者に料理を提供する学生スタッフ=中村区名駅南の「エルダンジュ名古屋」で

「説明が長い料理店」で来店者に料理を提供する学生スタッフ=中村区名駅南の「エルダンジュ名古屋」で

■説明が長い料理店

 金城学院大の学生が県産の食材の魅力を知ってもらおうと企画した「説明が長い料理店」が28日、中村区名駅南4のエルダンジュ名古屋で開かれた。学生は野菜や肉の生産者を取材し、50字以上のユニークなメニューと1000字を超える長い説明文で料理を紹介。約50人の来店者は、シェフが腕をふるった料理に舌鼓を打った。

 料理店は、同大国際情報学部の都築徹教授のゼミで学ぶ3年生11人が企画した。学生はラディッシュやキャベツ、黒毛和牛、トマト、しらすの生産者を事前に取材。食材に込める熱い思いを聞き、料理を通して魅力を知ってもらおうと準備してきた。

 県内のシェフ4人が腕をふるい、前菜やパスタなど5品のコース料理を提供。学生は「太陽よりも早く起きて水分・温度のお世話をする眠れない富永夫妻のラディッシュを余すことなく調理した味も見た目もあま~いラディッシュ ヨーグルトを使ったソースマヨネーズ仕立て」などと長い料理名をつけ、食材に込められた思いを紹介した。

 学生たちは来店者を接客し、会場には取材成果を記した文章も掲示した。リーダーの伊藤麻衣さん(21)は「食はとても身近なものだけれど、生産者の努力やこだわりなど知らないことも多かった。料理を通して生産者の思いを知ってもらい、食が豊かになってくれたらうれしい」と話した。 (坂本圭佑)

(2024年2月29日 中日新聞朝刊市民版より)

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