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学生活動  2023.12.10

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闇バイトの危険性 東海学園大生学ぶ 緑署と連携し広報へ

闇バイトの危険性について署員(右)の説明を聞く学生たち=緑署で

闇バイトの危険性について署員(右)の説明を聞く学生たち=緑署で

 東海学園大(みよし市)の学生が緑署と連携し、犯罪抑止に効果的な広報を考えている。11月29日には署で、犯罪の実行役を募る「闇バイト」の危険性を学ぶ授業があり、同世代が加害者として犯罪に巻き込まれている現状を学んだ。

 経営学部で広告を学ぶ1年生11人が参加。緑署員が闇バイトについて「手っ取り早くお金が欲しいという動機で気軽に参加してしまう」と指摘。やめようとすると家族に危害を加えるなどと主犯格側から脅されるケースが多いとして「高額報酬は若い世代を釣るための餌。捕まるまで抜けられず、犯罪者という汚名だけが残る」と強調した。

 学生たちは今後、犯罪抑止の広報スローガンを作成。啓発グッズを作り、来年1月に緑区内での防犯キャンペーンで区民らに配る。

 水野遥翔(はると)さん(19)と長井俊樹さん(19)は「バイトと聞くと親しみやすいけれど、怖い悪循環があると分かった。交流サイト(SNS)でも『高額収入』の誘いはよく見かける。啓発で注意する人が増えれば」と意気込む。

(2023年12月10日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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