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中日新聞掲載の大学記事

2010.09.07

愛院大、愛工大勝ち点 愛知大学野球

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第1週第3日は6日、名古屋市の瑞穂球場で1部の3回戦2試合を行い、愛院大と愛工大が勝ち点1を挙げた。

 愛院大は2点を追う3回、上野の2点適時打など5安打を集中して逆転。中盤まで不安定だった浦野が後半は立ち直り、5−4で名城大を振り切った。

 愛工大は0−1の8回、代打策が的中して同点に追いつくと、2死一、三塁から荻野が右中間に勝ち越しの3塁打を放ち、3−1で中部大に逆転勝ちした。

■「春秋連覇」へ愛院大が底力

 安打の数は相手より少なかった。ただ勝負どころは投手も野手もわきまえている。愛院大は2点を先行されたが、3回に5安打を集中し、あっという間に5点を奪った。畳み掛ける攻撃で相手の守備も混乱。春の王者が底力を見せつけた。

 1死一塁からヒットエンドランが的中。好機を広げると一気に流れを引き寄せた。上野が中前に2点適時打を放って同点。2死後、森田と浜内が続き、敵失も絡んで大量点になった。4回以降は無安打。「胃が痛くなる試合だが、3回はよくつながった」。伊藤監督は集中打を評価した。

 エース浦野は5回まで4失点(自責2)。苦しんだが、相手のエースが5回から登板すると「気合が入った」。6回以降は無安打に抑えた。

 春季リーグで優勝に導いた江崎前監督が6月に退任。8月下旬に伊藤監督が就任するまで学生だけで練習を続け、夏のオープン戦も例年より少なかった。

 「実戦が足りなかったのは確か。でもこれで勘が戻ったはずだし、乗っていける」。伊藤監督の眼中には「春秋連覇」の文字しかない。 (東郷賢一)

■愛工大好スタート

 勝利の瞬間、愛工大ベンチから選手が一斉に飛び出した。1部の開幕カードで勝ち点を挙げたのは、2007年秋季リーグ以来。奥田監督の「久しぶりに勝てた」に実感がこもっていた。

 7回まで散発3安打。「無死で走者を出したかった」。1点を追う8回に代打小林を起用。期待通りの左前打が逆転につながった。「コツコツ努力する選手が突破口を開いてくれた」と、うれしそうだった。

◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
名城大 101020000―4
愛院大 00500000x―5

◇同(愛工大2勝1敗)
中部大 000001000―1
愛工大 00000003x―3

◇2部(6日・中京大)
日福大 101000030―5
東邦大 000000000―0
(日)鶴田−安藤
(東)丸山、土田、万代−水木
本塁打 中根(日)

(2010年9月7日 中日新聞朝刊19面より)
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