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中日新聞掲載の大学記事

2010.09.06

愛知大学野球 愛工大・後藤がリーグ戦初完封

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第1週第2日は5日、名古屋市の瑞穂球場で1部の2回戦2試合を行い、愛工大が3−0で中部大に、愛院大が3−1で名城大に勝ち、それぞれ1勝1敗に持ち込んだ。

 愛工大の後藤は散発3安打に抑え、リーグ戦初完封勝利。打線も4回、林と坂口の連続三塁打などで援護した。愛院大は1、3回に古屋が2打席連続適時打を放ちリードを奪い永岡は9安打を浴びながら要所を締めた。

■2年生左腕 直球に伸び

 先輩のサインに首を横に振った。変化球よりも真っすぐを投げたかった。「切れがある」と自信を持って投げ込むと、相手打者のバットは空を切った。愛工大の後藤が3安打に抑え、リーグ戦初完封勝利。「負けられない試合だったのでうれしい」と、役目を果たした満足感に浸っていた。

 ストレートが打者の手元で伸びた。武器にしていた大きなカーブ、スクリューボールがさらに効果的になった。思い通りにボールを操り、3塁も踏ませなかった。

 2年生左腕は今春まで制球難に苦しんでいた。春季リーグ戦では1年生に先発のマウンドを譲った試合もあった。「悔しい」と一念発起し、以後は徹底的に走り込んだ。「下半身が安定してきた」。課題の克服は、球威が増すという副産物をもたらしていた。

 春季リーグは5位。エース長瀬に次ぐ2番手の育成が急務だった。奥田監督は成長著しい後藤に期待を寄せていた。「『真っすぐを投げたい』と自己主張できるようになったんですね。いいじゃないですか」。待望の投手の出現に目を細めた。 (東郷賢一)

◇瑞穂(1勝1敗)
中部大 000000000―0
愛工大 00020100x―3

◇同(1勝1敗)
愛院大 101010000―3
名城大 001000000―1

■中京大・鎌田が完全試合 2部

 愛知大学野球連盟2部の中京大・鎌田将平投手(2年、三重高出)が5日、愛知県豊田市の中京大グラウンドで行われた秋季リーグ、名産大との2回戦で完全試合を達成した。

 打者27人に93球を投げ、三振8、内野ゴロ14、内野飛球1、外野飛球4だった。試合は中京大が1−0で勝った。

◇2部(5日・中京大)
東邦大 010000000―1
日福大 01000004x―5
(東)浜地、土田−水木
(日)加藤竜−安藤

中京大 100000000―1
名産大 000000000―0
(中)鎌田−金田
(名)吉川−一丸

(2010年9月6日 中日新聞朝刊21面より)
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