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学生活動 2023.04.22
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留学生と協力 名外大新聞 創刊5年10号 日本人学生と組み取材、英字執筆
名古屋外国語大(日進市)の日本人学生と留学生が作る英字新聞「The NUFS Times」(ザ・ナフス・タイムズ)が創刊から5年たち、10号に達した。「留学生と交流する機会がない」という学生の悩みをきっかけに2018年春に始まり、2年目からは英字新聞作りが選択科目に。アイデアを出し合いながら、互いに刺激を受けている。(日下部弘太)
■LGBTQ、環境、ジブリなどテーマ多彩
タブロイド紙で基本は8ページ、全カラー。春、秋の各学期に発行し、2000部を学内などに置くほか、ホームページにも載せている。学生と留学生が関心のあるテーマを出し合い、チームを組んで学外で取材。日本人学生が留学生を取材でサポートし、記事の執筆では留学生が活躍する。
新型コロナウイルス禍で留学生の来日が難しかった20~21年度の5~8号は、日本人学生だけでオンライン取材をしたり、留学予定者やかつての留学生らに現地から記事を寄せてもらったりして窮地を乗り越えた。
記事はジェンダーやLGBTQの問題、環境、アニメなど多彩だ。22年度の留学生たちが作った10号の1面は、黒やピンクが特徴で「地雷系」と呼ばれるファッション。名古屋・大須で取材した。オーストラリア人でイラストも担当したベアトリス・キングさん(24)は「ブームが広がり、もともとのネガティブなイメージが変わってきている」と振り返った。
昨年秋に開園したジブリパーク(長久手市)も取り上げた。パーク側への取材は難しく、中日新聞の担当記者らに話を聞いた。不完全燃焼の感もあったが、後日パークを訪れると「こだわりに感動した」と台湾人の沈昀潔(シェンユンチェ)さん(20)。手がけるアニメの主人公のように、ジブリも「新たな挑戦をしている」と語った。
18年の留学当時に2号で藤前干潟(名古屋市、飛島村)のプラスチックごみ問題を取り上げ、さらにコロナ禍の5号にも寄稿したオーストラリア人の浜崎仁和(ニナ)さん(25)は「みんなが問題を話し始めるのは良いこと。自分の思いを書いて伝えるのが大切だと感じた」と話した。
担当教員の一人、徳本浩子教授(62)は新聞作りについて、留学生が日本を深く理解する機会になるほか、日本人学生は「悪い面も含め、日本が外からどう見られているのか直接聞ける」と語った。
(2023年4月22日 中日新聞朝刊県内総合版より)
■LGBTQ、環境、ジブリなどテーマ多彩
タブロイド紙で基本は8ページ、全カラー。春、秋の各学期に発行し、2000部を学内などに置くほか、ホームページにも載せている。学生と留学生が関心のあるテーマを出し合い、チームを組んで学外で取材。日本人学生が留学生を取材でサポートし、記事の執筆では留学生が活躍する。
新型コロナウイルス禍で留学生の来日が難しかった20~21年度の5~8号は、日本人学生だけでオンライン取材をしたり、留学予定者やかつての留学生らに現地から記事を寄せてもらったりして窮地を乗り越えた。
記事はジェンダーやLGBTQの問題、環境、アニメなど多彩だ。22年度の留学生たちが作った10号の1面は、黒やピンクが特徴で「地雷系」と呼ばれるファッション。名古屋・大須で取材した。オーストラリア人でイラストも担当したベアトリス・キングさん(24)は「ブームが広がり、もともとのネガティブなイメージが変わってきている」と振り返った。
昨年秋に開園したジブリパーク(長久手市)も取り上げた。パーク側への取材は難しく、中日新聞の担当記者らに話を聞いた。不完全燃焼の感もあったが、後日パークを訪れると「こだわりに感動した」と台湾人の沈昀潔(シェンユンチェ)さん(20)。手がけるアニメの主人公のように、ジブリも「新たな挑戦をしている」と語った。
18年の留学当時に2号で藤前干潟(名古屋市、飛島村)のプラスチックごみ問題を取り上げ、さらにコロナ禍の5号にも寄稿したオーストラリア人の浜崎仁和(ニナ)さん(25)は「みんなが問題を話し始めるのは良いこと。自分の思いを書いて伝えるのが大切だと感じた」と話した。
担当教員の一人、徳本浩子教授(62)は新聞作りについて、留学生が日本を深く理解する機会になるほか、日本人学生は「悪い面も含め、日本が外からどう見られているのか直接聞ける」と語った。
(2023年4月22日 中日新聞朝刊県内総合版より)