進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動

中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2022.04.06

白川茶に四季の花 香り華やか 東海学院大生開発

美濃白川茶と花を使ったフレーバーティーを開発した学生ら=各務原市の東海学院大で

美濃白川茶と花を使ったフレーバーティーを開発した学生ら=各務原市の東海学院大で

■二番茶活用 道の駅で販売

 東海学院大(各務原市)健康福祉学部管理栄養学科の学生たちが、県特産の美濃白川茶に四季それぞれの花を取り入れ、ハーブやスパイスをブレンドした4種類の「美濃白川茶フレーバーグリーンティー」を開発した。現在、このうち1種類を白川町の「道の駅 美濃白川ピアチェーレ」で販売しており、夏ごろには4種類が出そろう。

 一足早く販売している商品の名称は「春風(しゅんぷう)」。大野町産のバラを用いて、クコやカモミールをブレンド。甘さと華やかな香りが特徴だ。

 このほか、夏の「薫風(くんぷう)」の花はマリーゴールド。ミントやミカンの皮を配合して爽やかな風味にした。秋をイメージした「律(りち)の風」は、菊を使い、ユズの皮やスターアニスを入れて安らぎを感じられる仕上がりに。冬の「星の入東風(いりごち)」はキンモクセイに、ショウガやシナモンをブレンドし、優しい風味になっている。

 商品には全て白川町産緑茶の二番茶を使った。二番茶は、一番茶の芽を摘んでから次に出た芽を収穫しており、一番茶に比べてやや苦味があるとされる。価格は下がり、廃棄されることもあり、学生たちは有効活用できないか考えた。花やスパイスを配合し、若者や外国人にも好まれる香り高いフレーバーティーにすることを思いついた。

 学生たちのチームは、県が花の利用促進を目指して実施する「花き振興企画コンペティション」に応募。採択され、県の補助金を受けて開発することになった。学生4人が昨秋から試作を重ね、素材の組み合わせ、配合する量など何度も検討して完成した。毎回、1人あたり2リットルは試飲したという。

 このうちの1人で、白川町出身の鷲見優奈さん(19)は「入れる素材の量が少し違うだけで風味が変わり、奥深いと感じた。普段飲む緑茶とは違う、花やスパイスの香りや味わいを楽しんでもらいたい」と話す。健康福祉学部長のデュアー貴子教授は「学生たちは商品化するために薬機法や食品表示も学んだ。地域課題に向き合う、生きた経験になった」と語った。

 産官学連携の事業で、白川町は茶葉を提供。町内の有限会社「白川町農業開発」が商品を製造する。

 1袋税込み150円。1箱12袋入り同1800円。「道の駅 美濃白川ピアチェーレ」のほか、大学が運営するキッチンカーでも県内を回って販売する予定。(浜崎陽介)

(2022年4月6日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ