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イベント 2022.03.25
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視界遮り料理味わう 星が丘の飲食店 障害理解のイベント
視界を遮った状態で料理を味わい、食を通じて視覚障害に理解を深める「ブラインド・レストラン」が23日夜、千種区の星が丘テラス内のレストラン「トド アリトルナレッジ ストア」で開かれた。
近くの椙山女学園大の学生が、授業でのアイデア発表をきっかけにレストランなどと協力して企画。視覚障害のある人も含めて38人が2回に分けて参加した。来場者は目隠しを着けて店内に入り、スタッフの誘導で座席へ。周りの様子が分からない状態で肉や魚の料理が出され、視覚以外の感覚を頼りに味わった。
食後は参加者らが目隠しを外して体験の感想を話し、目の見えない人が食事の際に感じる困難について考えを深めた。職場仲間同士で参加した太田さん(46)、青木さん(24)は「食べ物の好き嫌いは見た目も影響していると気付き、好き嫌いって何だろうと考えた」などと話した。
企画の中心メンバーの笹山さん(22)は「各テーブルから会話の声が聞こえ、視覚障害のある人もない人もいる中で交流の場をつくることができた。食と真剣に向き合い、料理を味わってもらえていたらうれしい」と話した。(山本拓海)
(2022年3月25日 中日新聞朝刊市民総合版より)
近くの椙山女学園大の学生が、授業でのアイデア発表をきっかけにレストランなどと協力して企画。視覚障害のある人も含めて38人が2回に分けて参加した。来場者は目隠しを着けて店内に入り、スタッフの誘導で座席へ。周りの様子が分からない状態で肉や魚の料理が出され、視覚以外の感覚を頼りに味わった。
食後は参加者らが目隠しを外して体験の感想を話し、目の見えない人が食事の際に感じる困難について考えを深めた。職場仲間同士で参加した太田さん(46)、青木さん(24)は「食べ物の好き嫌いは見た目も影響していると気付き、好き嫌いって何だろうと考えた」などと話した。
企画の中心メンバーの笹山さん(22)は「各テーブルから会話の声が聞こえ、視覚障害のある人もない人もいる中で交流の場をつくることができた。食と真剣に向き合い、料理を味わってもらえていたらうれしい」と話した。(山本拓海)
(2022年3月25日 中日新聞朝刊市民総合版より)