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学生活動  2022.03.10

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防犯貢献 大学生の力 ニセ電話防止を啓発 愛知淑徳大生と愛知署が動画

貝吹署長(中央)から受けとった「tASUkeai」のメンバー=愛知署で

貝吹署長(中央)から受けとった「tASUkeai」のメンバー=愛知署で

 犯罪被害を防ぐため、警察と協力して活動した尾張東部地域の大学生に9日、感謝状が贈られた。(加藤慎也)

 愛知署と愛知淑徳大の学生ボランティア団体「tASUkeai(タスケアイ)」は、ニセ電話詐欺などの事例を劇形式で紹介する動画を共同制作。同署で貝吹彰則署長から感謝状を受け取った。

 同署管内では昨年、24件のニセ電話による被害が発生し、今年もすでに5件が発生している。同署の生活安全課が昨年10月、「被害の多い高齢者の孫世代にあたる大学生が作る動画で啓発ができないか」と同団体に依頼した。

 学生たちは月2回ほど署員から、犯人がよく使うフレーズなどの指導を受け、2月に大学内で撮影。3本の動画を作った。現金自動預払機(ATM)前で電話する高齢女性への対応を紹介する動画では、学生が「それ詐欺ではないですか」と尋ねている。1年生の福岡朋奈さん(19)は「家族皆で見て、いざという時に声かけできるようにしてほしい」と話す。

 脚本を担当した1年生の佐久間玲名さん(19)は「どういった手口で高齢者に電話してくるのか分かったので、祖父に伝えたい」と話した。

 動画は14日に県警公式ユーチューブチャンネルで順次公開していく予定。

(2022年3月10日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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