長久手市の子どもたちに正月の伝統的な遊びを体験してもらうイベント「みんなでお正月！」が８日、同市のリニモテラス公益施設で開かれ、２００人以上の児童らが訪れた。

　同施設建設の構想に関わった市民代表らでつくる「リニモテラス運営協議会」が企画。名古屋学芸大や愛知淑徳大の学生計１２人もスタッフとして参加し、子どもたちに書き初めや、お手玉などを教えた。

　午後には同市城屋敷で活動する大正琴教室「ことびき会」による演奏会と体験会も開かれた。琴の体験をしたた小学３年生の男子児童（９）は「弦の弾き方で音が変わるのが楽しかった」と振り返った。運営協議会の広中省子副会長は「長久手は若い家族が多く、他世代交流が少ない。こうした行事を通じて、日本の伝統の遊びを学んでほしい」と話した。

（2022年1月10日　中日新聞朝刊市民総合版より）