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お知らせ  2022.01.10

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南山大 晴れて「卒業式」 1年10カ月遅れ

角帽を投げ、卒業を喜び合う2019年度の卒業生=9日、名古屋市昭和区の南山大で(小嶋明彦撮影)

角帽を投げ、卒業を喜び合う2019年度の卒業生=9日、名古屋市昭和区の南山大で(小嶋明彦撮影)

 南山大(名古屋市昭和区)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大で中止した2020年3月の卒業式に代わる式典「卒業記念イベント」をキャンパス内で開いた。角帽、ガウン姿の19年度卒業生たちは、約1年10カ月遅れの「卒業式」に笑顔で記念写真を撮っていた。

 ロバート・キサラ学長は「ようやく皆さんを迎えられて、社会人としての姿を見ることができて良かった」とあいさつ。出席した名古屋市の会社員(23)は「大学でのつながりをこれからも大切にしていきたいと思う日になった」。長野市の会社員(24)は「節目の式典がなく社会人になったためうれしい」と感謝した。

 南山大では20年3月、大学院と短大も合わせて約2200人が卒業したが、感染状況から卒業式を見送った。昨年3月は実施しており、青木清副学長ら教職員から「エールを送る場を設けたい」との意見が多く集まって、イベントが実現した。

 参加申し込みは387人。感染対策で混雑を避けるため、式典は卒業生が着用するガウンの貸出時間ごとに、最大600名が着席可能な教室などで3回に分けて実施した。(山本晃暉)

(2022年1月10日 中日新聞朝刊1面より)

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