表彰状を受け取る「かぶがんばり隊」の曽山さん＝名古屋市中区の名古屋証券取引所で

　名古屋証券取引所が学生を対象に開いた「名証株式投資コンテスト」のチーム戦の部で、金城学院大（名古屋市）の「かぶがんばり隊」が優勝した。同大のチーム戦の優勝は初めて。

　曽山杏里さん（２１）、中沢朋花さん（２０）、山田菖姫（あやめ）さん（２０）は、資金を６９．５％増やした。曽山さんは「株取引はどこか怖いと思っていたが、情報収集力と情報を見極めて判断する力次第だと分かった」と喜んだ。

　コンテストは昨年１０月２８日～１２月６日に、仮想資金３００万円で名証上場銘柄を購入し、資金の増減を競った。個人戦の部では慶応義塾大の八田潤一郎さん（２０）が資金を２．２倍に増やして優勝。「世界の出来事がどう株価と連関するかが興味深い」と語った。

　全国の中学生以上が参加。個人戦は８０校の８５７人、チーム戦には３７校８９チームの３３２人が出場した。

（2022年1月6日　中日新聞朝刊9面より）