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愛大生 接種送迎など支援 高齢者や障害者に付き添い
中村区と愛知大は6日、新型コロナウイルスの大学拠点接種(職場接種)を地域住民にも広げる取り組みを始めた。初日は、1人で同大名古屋キャンパスの会場に行くことが困難な高齢者や障害者を、大学生のボランティアが送迎などのサポートをした。
学生ボランティアは、65歳以上の高齢者や障害者の自宅にタクシーや大学職員の車で迎えに行き、大学内での受け付けや問診、接種を手伝い、次に向かう場所などを案内した。
区内に住む男性(83)とその妻(82)は、同大2年の板津開さん(20)の付き添いでワクチンを接種。女性は「まだ自分で歩けますが、夫は腎臓が悪いので付き添いがあって本当に助かりました」と感謝した。板津さんは「何か貢献できないかと思いボランティアに応募した。高齢者の苦しい状況を実感した」と話した。
学生の付き添い希望者は当初30人を見込んでいたが、同区では高齢者の接種が8割ほどまで進んでいることもあり、この日の利用者は6人にとどまった。
住民を対象にした接種は、区と愛知大が2013年に締結した地域連携協定に基づく取り組み。区がワクチン接種のノウハウを提供し、大学側が場所とワクチンを用意した。
ワクチンはモデルナ製で、区民向けは650人分を準備した。問い合わせのあった大学近隣の西区、中川区からの予約にも対応する。ワクチン接種は15日までに1回目、10月4日から2回目の接種に移る予定。 (篠塚辰徳)
(2021年9月7日 中日新聞朝刊市民版より)
学生ボランティアは、65歳以上の高齢者や障害者の自宅にタクシーや大学職員の車で迎えに行き、大学内での受け付けや問診、接種を手伝い、次に向かう場所などを案内した。
区内に住む男性(83)とその妻(82)は、同大2年の板津開さん(20)の付き添いでワクチンを接種。女性は「まだ自分で歩けますが、夫は腎臓が悪いので付き添いがあって本当に助かりました」と感謝した。板津さんは「何か貢献できないかと思いボランティアに応募した。高齢者の苦しい状況を実感した」と話した。
学生の付き添い希望者は当初30人を見込んでいたが、同区では高齢者の接種が8割ほどまで進んでいることもあり、この日の利用者は6人にとどまった。
住民を対象にした接種は、区と愛知大が2013年に締結した地域連携協定に基づく取り組み。区がワクチン接種のノウハウを提供し、大学側が場所とワクチンを用意した。
ワクチンはモデルナ製で、区民向けは650人分を準備した。問い合わせのあった大学近隣の西区、中川区からの予約にも対応する。ワクチン接種は15日までに1回目、10月4日から2回目の接種に移る予定。 (篠塚辰徳)
(2021年9月7日 中日新聞朝刊市民版より)