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学生活動  2021.07.08

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県産バナナでスイーツ 名古屋文理大の2人考案 岐阜グランドホテル きょうから販売

県産バナナを使ったモンブランを考案した中村さん(左)とタルトを考案した山崎さん=岐阜市長良の岐阜グランドホテルで

県産バナナを使ったモンブランを考案した中村さん(左)とタルトを考案した山崎さん=岐阜市長良の岐阜グランドホテルで

 県産バナナを使い、名古屋文理大(愛知県稲沢市)の学生が考案したスイーツが誕生した。岐阜グランドホテル(岐阜市)の料理人がアレンジした上で、8日から8月末まで同ホテルで販売する。(浜崎陽介)

 販売するのは、モンブランとタルトの2種。ともにバナナを丸々1本分使用した。生のバナナのほか、モンブランはバナナ入りのムースや生クリーム、タルトはバナナカスタードクリームなどが乗っている。生地にはバナナの茎を粉末にして練り込んだ。

 名古屋文理大であったバナナを用いたレシピコンテストで、岐阜グランドの森義雄総料理長(56)が審査したのが商品化のきっかけ。中村朱里さん(3年)が考案したモンブランがグランプリ、山崎なつめさん(3年)が考えたタルトが準グランプリに輝いた。2人の力作を形にしようと、レシピを基にホテルの料理人がアレンジ。期間限定で販売することになった。

 中村さんは「思ったレシピが形になって光栄」と喜び、山崎さんは「バナナをいっぱい並べたタルトをおいしく食べてもらいたい」とPR。森総料理長は「学生たちの斬新なアイデアに引かれた」を目を細める。

 レシピコンテストは、名古屋文理大と十六銀行(岐阜市)による産学連携協定の一環として実施された。十六銀行が取引する社会福祉法人清穂(せいすい)会が栽培する「せいすい信長バナナ」を用いた。無農薬で甘みが強く、障害のある通所施設の利用者らが育てている。

 「せいすい信長バナナモンブラン」は800円、「せいすい信長バナナタルト」は600円(ともに税込み)。1日15個ずつ販売する。

(2021年7月8日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)

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