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中日新聞掲載の大学記事

2010.05.26

『受難曲』壮大に 岐阜バッハ合唱団 来月4日演奏会

 岐阜バッハ合唱団が6月4日、岐阜市のサラマンカホールで演奏会を開く。今回はバッハの最高傑作の1つとして知られる「ヨハネ受難曲」に挑戦。本番を間近に控え、練習に熱が入っている。

 同合唱団は椙山女学園大教授の植松峻さん(66)が、ウィーン留学後の1976年に立ち上げた。岐阜、愛知を中心に会社員や主婦など幅広い愛好者が集い、バッハに加えモーツァルトやハイドンの楽曲に挑戦してきた。

 「ヨハネ受難曲」は、新約聖書の「ヨハネによる福音書」に記されたイエス・キリストの受難が題材。神の子として生まれたキリストが弟子に裏切られ、十字架にかけられて埋葬されるまでを描く。登場人物のせりふを表情豊かに歌う独唱と力強い合唱、名古屋バッハ合奏団のオーケストラ演奏が壮大に響き渡る。

 岐阜市の北部コミュニティセンターであった練習では、植松さんがリズムや表現方法を指導した。「合唱が本当にダイナミックな作品。チェンバロの演奏も華やかで聞きどころ」と植松さん。「臨場感と迫力ある演奏ができると思う」と自信を見せた。

 演奏会は午後7時開演。入場料は3500円で全席自由。問い合わせは事務局=電090(1744)9647=へ。(青山直樹)

(2010年5月26日 中日新聞朝刊岐阜近郊版18面より)
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