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イベント  2019.02.24

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育児、仕事 可能性は? 「金沢カッコいい女子の会」討論 東京・金沢工大院キャンパス

女性活躍社会に向けてできることを共に考える参加者=東京都内で

女性活躍社会に向けてできることを共に考える参加者=東京都内で

 金沢カッコいい女子の会(KKJ)は23日、東京都港区の金沢工業大大学院虎ノ門キャンパスで研究会(北陸中日新聞後援)を開いた。KKJ東京支部会員や県出身者、ゆかりの人たち約30人が「どうする? 金沢」と題して、女性が活躍する社会づくりに向けた地方の課題と可能性について討論した。

 KKJ代表の大砂雅子・金沢工業大産学連携室教授は「問題意識を共有できれば」と趣旨を説明。女性活躍社会のため「何をしなければならないか」を5グループに分かれて話し合った。

 意見発表では「イクメンパパをどう育てるか、育休から戻った女性をどう迎えるか、もっと議論が必要」「管理職をどう考えるか、女性の意識改革も重要」との指摘や「短時間正社員制度の採用など、女性の要望に対応できるシステムをつくるべきだ」との提案があった。「金沢は都市ブランドが高く、伝統文化や観光面で女性が活躍できる分野だ」などとエールも相次いだ。

 KKJ東京支部代表の林祐美子さんは「こうした話し合いの場こそが有意義で、女性活躍社会へ少しずつ変わっていくのかなと思う」と総括した。

 討論に先立ち、KKJ発足の基となり、衆院調査局発行の「論究」に掲載された論文「女性活躍と地域経済」の概要を、熊井泰明・金沢工業大大学院教授が紹介した。(山本義之)

(2019年2月24日 北陸中日新聞朝刊金沢版より)

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