HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > イベント
イベント 2019.02.18
この記事の関連大学
孤独死防止対策へ 現状知り知恵交換 中区で講演会

実情や取り組みを報告したパネリスト=中区役所で
高齢者の見守りなどに取り組む同区地域支援ネットワーク運営協議会などが開いた。日本福祉大大学院の野口定久特別任用教授は基調講演で、英国で孤独担当相が新設されたことや一人暮らしの高齢者が急増していることなどを報告した。
地元の医師や民生・児童委員や新聞店主らを交えて行われた事例報告と意見交換では、オートロックを備えたマンションでは異常を感知しても対応しにくいといった声や、緊急連絡先を把握しておくことの難しさを訴える意見が出た。中日新聞新栄専売店の原一晃店主は、新聞配達時に異常がないか見守る活動を続けていることを紹介。野口特任教授は「孤独死の悲惨な状況を自覚しなければならない」とし、区役所に担当部署を置くよう提言した。
(2019年02月18日 中日新聞朝刊なごや東版より)