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学生活動  2019.02.08

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土産用のサブレ 四日市大生考案 トンテキなど名物あしらう 来月1日発売

四日市の名物をあしらった「四日市彩サブレ」を紹介する四日市大の学生たち=四日市市の市総合会館で

四日市の名物をあしらった「四日市彩サブレ」を紹介する四日市大の学生たち=四日市市の市総合会館で

 四日市大の3年生が、四日市市の名物を紹介するサブレを3月1日から販売する。商品名は「四日市彩(irodori)サブレ」で、大判クッキー1枚ずつにトンテキや工場夜景など8種の絵があしらわれている。製造は市内の障害者就労支援施設が担い、協働で地域の魅力を手土産にした。(高島碧)

 同大総合政策学部松井真理子教授のゼミ生12人が企画。市民活動の活性化を学ぶ中、産業都市でビジネス客が多いが、地域の特性が分かる土産がないことに注目。昨年1月から開発に向けて動き始め、名物がデザインしやすいサブレを選んだ。

 学生はサブレにあしらう名物を決めるため近鉄四日市駅前で街頭アンケートを実施。事前に洗い出した19項目の中から代表する名物を選んでもらった。計200人の声から「こにゅうどうくん」「大入道」「伊勢茶」「四日市あすなろう鉄道」「萬古焼」「四日市港」「四日市とんてき」「工場夜景」の8つを選んだ。

 各名物のイラストを学生が考え、桑名市のクッキー専門店「kurimaro」の協力を得てサブレに押す型にした。デザインが映えるようサブレの色と味は5種類に。「伊勢茶」はかぶせ茶の粉末を混ぜて抹茶色に、「工場夜景」はココアの茶色と金色の砂糖で夜景を表現した。サブレと一緒に各名物を説明するしおりも付ける。

 製造と販売は松井教授が代表理事を務めるNPO法人市民社会研究所が運営する伊勢おやき本舗(四日市市諏訪栄町)が担う。本舗では発達、精神障害者ら10人が働く。サブレの製造により新たに5人の障害者を雇用する予定だという。

 ゼミ生の松川正賢さん(20)は「アンケートで声をとることや、イラストの使用で市とやりとりするのが大変だった。サブレを機に四日市に足を運ぶ人が増えたらうれしい」と願いを込めた。

 販売場所は本舗や市内の地場産品販売所、宿泊施設を検討。1箱8枚入り1200円(税別)。(問)伊勢おやき本舗=059(355)5115

(2019年2月8日 中日新聞朝刊三重総合版より)

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