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イベント  2024.10.18

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「社会の課題 日常的に意識を」 四日市大 SDGsを考える講座

SDGsの重要性などについて意見を交わす学生たち=四日市市の四日市大で

SDGsの重要性などについて意見を交わす学生たち=四日市市の四日市大で

 持続可能な開発目標(SDGs)について産官学で考えるワークショップ「ミエミライ2024」が17日、四日市市の四日市大で開かれた。総合政策学部の2、3年生50人が参加し、就職活動に向けてSDGsへの理解を深めた。

 講師として松阪市のNPO法人「Mブリッジ」の米山哲司代表理事が登壇。SDGsについて「将来世代の欲求を満たしつつ、現代世代の欲求も満足させるような開発」と説明し、「社会、経済、環境の3側面について、さまざまな関係者が協同して進めることが大事」と伝えた。

 また、調査結果から「SDGsへの貢献意識が高い会社の方が、働きがいがあると感じる社員が多い」と指摘。県内の空き家率などを問題形式で紹介し「社会の課題を日常の中で意識してもらいたい」と呼びかけた。

 学生同士が就職活動で大切にしたい価値観などについて意見を交わす場面もあった。3年の橋本裕輝さん(20)は「良い企業とは何かを自分なりに考えられた。就活にあたってはSDGsの視点も大事にしたい」と話した。

 ミエミライは、Mブリッジのほか県と飲料メーカー「コカ・コーラボトラーズジャパン」(東京)が連携して2017年から県内の大学や企業などで開いている。(軍司歩人)

(2024年10月18日 中日新聞朝刊北勢版より)

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