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学生活動  2019.01.30

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津島拠点に各地巡って 大学生が観光マップ ネットで公開

観光ルートを紹介する大学生たち=愛知県津島市役所で

観光ルートを紹介する大学生たち=愛知県津島市役所で

 愛知県津島市を訪れる観光客の滞在時間を延ばそうと、県内の大学生たちが、観光情報を集めた「津島詣でマップ」を作った。学生たちは実際に市内の民泊施設を拠点に1泊2日の旅行をして、市内外の観光施設を組み合わせた若者向けのルートを考案。今月24日からインターネットで公開を始めた。(清水裕介)

 マップを作ったのは、名城大(名古屋市天白区)と名古屋外国語大(日進市)の合わせて16人。市の依頼を受け、昨年9月に4人1組で旅行をした。市は交通費や観光施設の入場料などとして、一人あたり約8000円を支給し、宿泊代は市内の民泊施設の事業者が無償で提供。名古屋駅を発着する4種類のルートができあがった。

 学生たちは津島神社や天王川公園をはじめとした津島観光のついでに、三重県桑名市のナガシマスパーランドや岐阜県養老町の養老の滝などを訪問。あま市七宝焼アートヴィレッジや清須市の清洲城といった近隣の施設を組み込んだルートもあり、ホームページで写真とあわせ、それぞれの施設の特徴を紹介している。

 市によると、2017年は164万人の観光客が訪れ、5年前より21万人増えた。だが、市シティプロモーション課の担当者が「天王祭や藤まつりなどの会場だけを見て、すぐ帰ってしまう人が多い」と話す通り、観光客の滞在時間が短く、地元の飲食店や土産物店での消費が伸びないことが悩みの種だった。

 そこで市は昨年6〜7月にかけて、若い世代も楽しめる観光ルートの開発を学生に依頼。大学生らは観光客に対し、津島市内の宿泊施設を拠点に、市内外を広く観光してもらうための提案をすることにした。

 24日に市役所であった観光マップの発表会で、名城大3年の森垣聡志さん(21)=江南市=は「津島だけで長時間過ごすのは厳しいが、近隣の施設を含めた地域観光の拠点にするのは『あり』だと思う」と話し、名古屋外大2年の吉武沙玖蘭(さくら)さん(20)=一宮市=は「有名な周辺の観光施設を組み合わせることで楽しい旅行になった」と述べた。

 学生たちが考えたルートは、観光情報などを発信する市の公式サイト「にぎわいネット津島」内のトップページにある「津島詣でマップ」から見ることができる。(問)市シティプロモーション課=0567(55)9589


【学生が考えたルートの一例】

 ◇1日目 名古屋駅→大型量販店「コストコ」岐阜羽島倉庫店(岐阜県羽島市)→養老の滝(岐阜県養老町)→ナガシマスパーランド(三重県桑名市)→津島市内の民泊施設

 ◇2日目 民泊施設→津島神社→天王川公園→堀田家住宅→津島市内散策(雑貨店、ろうそく店など)→名古屋駅

(2019年1月30日 中日新聞朝刊尾張版より)

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