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お知らせ 2019.01.29
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障害者雇用環境 AIで分析実験 市と金沢工大
人工知能(AI)を使って障害者が働きやすい環境を分析する実験が、金沢市油車の福祉サービス事業所「リワークスクール カラフル・金沢」で始まった。市と金沢工業大(野々市市)が昨年8月から取り組む「AI技術地域展開検討会」の一環。施設利用者の行動と環境の関係を把握し、2020年度ごろに就労支援に生かしたい考え。
実験を担当するのは同大AIラボ所長の中沢実教授(情報工学)。事業所の一室に室内環境と利用者の動作を同時に計測できる機械を設置する。周囲の音が一定の大きさを超えると集中力が持続しづらい、といった環境と行動の関係を数値化し、障害者らを雇用する際に必要な職場環境づくりなどの参考にしてもらう。
中沢教授は「働きやすい環境をデータとして集めたい。環境と行動パターンを把握して、就労支援につなげていければ」と話している。 (稲垣達成)
(2019年1月29日 北陸中日新聞朝刊16面より)
実験を担当するのは同大AIラボ所長の中沢実教授(情報工学)。事業所の一室に室内環境と利用者の動作を同時に計測できる機械を設置する。周囲の音が一定の大きさを超えると集中力が持続しづらい、といった環境と行動の関係を数値化し、障害者らを雇用する際に必要な職場環境づくりなどの参考にしてもらう。
中沢教授は「働きやすい環境をデータとして集めたい。環境と行動パターンを把握して、就労支援につなげていければ」と話している。 (稲垣達成)
(2019年1月29日 北陸中日新聞朝刊16面より)