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お知らせ 2026.02.04
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AI実用化へ連携協定 金沢工大×エヌビディア

協定書に署名した金沢工業大の大沢敏学長(右)とエヌビディアの井崎武士エンタープライズ事業本部長=石川県野々市市の金沢工業大で
金沢工業大(石川県野々市市)は3日、産学協同による教育や研究を強化するため、高性能の人工知能(AI)向け半導体などを製造し、世界のAI市場をけん引する米エヌビディアの日本法人と学術連携協定を結んだ。金沢工大はエヌビディアが開発した先進的な教育ツールを授業に活用。地方の労働人口が減る中、産業分野へのAIロボットなどの実用化に貢献できる高度な情報技術者を育成する。(高本容平)
エヌビディアが北陸3県の大学と連携協定を結ぶのは初めて。
協定では、金沢工大がデータサイエンスや機械学習などについて学べるエヌビディアの教育キットやオンライン自習ツールを授業に導入する。AI技術の実用化に向け、仮想空間で実証実験ができるツールなど、高度な研究に役立つエヌビディアの製品を活用する。また、地元企業も巻き込んだAIの実用化プロジェクトも検討する。
エヌビディアは産業界にAI技術の導入を広げることで新たなビジネス機会の獲得につなげる。協定締結は、金沢工大が昨年12月に東京都内であった国際ロボット展に出展した際、エヌビディアの担当者が訪れ、産学連携によるAI技術の実用化に力を入れる同大の研究・教育姿勢を評価したことがきっかけという。
金沢工大で締結式があり、大沢敏学長とエヌビディアエンタープライズ事業本部の井崎武士本部長が協定書に署名した。大沢氏は「日本の産業構造を変える目標を持って、研究教育を実践していく」とあいさつ。井崎氏は「AI技術を社会に実装するための技術者を育て、日本の産業競争力を底上げしたい」と述べた。
(2026年2月4日 中日新聞朝刊ほくりく総合版より)