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お知らせ  2019.01.16

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尾上菜の調理法学ぶ 長浜農業高生が初めて実習

尾上菜を調理する生徒ら=長浜市の長浜農業高で

尾上菜を調理する生徒ら=長浜市の長浜農業高で

 滋賀県長浜市湖北町尾上の伝統野菜「尾上菜」の普及を目指している長浜農業高校農業科の2年生10人が15日、昨秋から試験栽培している尾上菜を使い、初めて調理実習をした。

 長浜バイオ大が中心となって進める特産化プロジェクトの一環。生徒たちは同校農場で尾上菜の葉を収穫した後、3班に分かれて調理した。講師に招いた湖北町食事文化研究会代表の肥田文子(あやこ)さん(79)らから、菜飯と煮浸し、漬物の作り方をそれぞれ教わった。

 尾上菜はアブラナ科の緑色野菜。ごく限られた地域でわずかしか栽培されていないため、市場にはほとんど出回っていない。ダイコンやカブなど他のアブラナ科の野菜との交雑が進み、品質にばらつきもある。

 長浜バイオ大は、品質が定まった尾上菜の安定供給を目指し、昨秋までに原種に近いとみられる5つの系統の種を採取。長浜農業高は同大からの依頼で昨年9月から栽培を始め、各系統の特徴を記録しながら育てている。

 この日の調理実習は、尾上菜やプロジェクトへの理解を深めようと企画した。煮浸しを作った生徒は「昔から受け継がれている尾上菜に関われてうれしい。学んだ調理法を周りに伝え、尾上菜を広く知ってもらえれば」と話した。

 (渡辺大地)

(2019年1月16日 中日新聞朝刊びわこ版より)

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