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イベント 2019.01.17
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南山大の学生消防団 留学生に防災講習 地震や豪雨時対応 英語で
昭和区の南山大の学生でつくる消防団「南山大学分団」が16日、学内の留学生向けの防災講習会を初めて開いた。留学生50人に対し、大規模災害や火災への対応を日本語と英語で分かりやすく説明した。(森若奈)
同分団は、若者目線での消防団の広報や防災啓発を目指し、2017年度に設立された。講習会には団員25人のうち4人が参加し、大地震や豪雨といった災害時に気を付けることをスライドを使って説明した。
豪雨への対応では「天気予報で情報を収集する」「大雨になる前に帰宅する」といったポイントを解説。「避難時には、水が入ってしまう長靴を履いてはだめ。冠水していない道路を歩いて」と訴えた。初期消火のための消火器を留学生に持ってもらい、操作方法を教えるコーナーもあった。
参加したイタリア人のピエトロ・ベッキさん(27)は「イタリアも地震が多いので、基本的な対応は知っていたが、日本の台風はまだ見たことがない。勉強になった」と話した。分団長の3年若園拓海さん(21)は「昨年の西日本豪雨も踏まえて内容を考えた。やさしい言葉で伝えることができたと思う」と手応えを感じていた。
(2019年1月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
同分団は、若者目線での消防団の広報や防災啓発を目指し、2017年度に設立された。講習会には団員25人のうち4人が参加し、大地震や豪雨といった災害時に気を付けることをスライドを使って説明した。
豪雨への対応では「天気予報で情報を収集する」「大雨になる前に帰宅する」といったポイントを解説。「避難時には、水が入ってしまう長靴を履いてはだめ。冠水していない道路を歩いて」と訴えた。初期消火のための消火器を留学生に持ってもらい、操作方法を教えるコーナーもあった。
参加したイタリア人のピエトロ・ベッキさん(27)は「イタリアも地震が多いので、基本的な対応は知っていたが、日本の台風はまだ見たことがない。勉強になった」と話した。分団長の3年若園拓海さん(21)は「昨年の西日本豪雨も踏まえて内容を考えた。やさしい言葉で伝えることができたと思う」と手応えを感じていた。
(2019年1月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)