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スポーツ 2018.12.16
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全日本大学選手権 愛知学泉大 あと一歩 18年ぶりVならず
バスケットボールの全日本大学選手権第6日は15日、東京都の大田区総合体育館で女子決勝などがあり、愛知学泉大は東京医療保健大に76−85で敗れて18年ぶりの優勝とはならなかった。
■一時は逆転
頂点にあと1歩届かなかった。日体大と並ぶ歴代最多タイの19回目の優勝に王手をかけていた愛知学泉大は決勝で惜しくも敗戦。チーム最多の19得点で攻撃を引っ張ったアイメレク・モニィーク(4年)は「4年生として何とかできなかったかなという気持ちが強い」と悔しさをにじませた。
試合開始早々、ファウルトラブルで悪い流れを招いた。第1クオーターに司令塔の平野実月(2年)が2ファウルでベンチに下がったこともあり、リズムに乗り切れずに12−24とリードを許した。第2クオーターはコートに戻った平野を中心に一時は逆転するも、後半はじりじりと点差をつけられて最後は9点差で試合終了を迎えた。
「打倒関東勢」に燃えていた。愛知学泉大は1996年から5連覇するなどこれまで18回頂点を極めた強豪だった。近年は優勝から遠ざかるだけでなく、関東以外からの優勝は2012年の大体大が最後。モニィークは「インカレ=関東という雰囲気がある。学泉は昔は連覇もしている強豪なので、その歴史を動かしたかった」と反骨心をのぞかせる。
■後輩に託す
今年果たせなかった野望は後輩に託した。「きょうは負けたけど、後輩たちは優勝が手の届くところにあると感じてくれたと思う。きっとやってくれる」。目の前で連覇を許した悔しさを胸に刻み、来年こそかつての強豪が頂点を目指す。 (谷大平)
(2018年12月16日 中日スポーツ8面より)
■一時は逆転
頂点にあと1歩届かなかった。日体大と並ぶ歴代最多タイの19回目の優勝に王手をかけていた愛知学泉大は決勝で惜しくも敗戦。チーム最多の19得点で攻撃を引っ張ったアイメレク・モニィーク(4年)は「4年生として何とかできなかったかなという気持ちが強い」と悔しさをにじませた。
試合開始早々、ファウルトラブルで悪い流れを招いた。第1クオーターに司令塔の平野実月(2年)が2ファウルでベンチに下がったこともあり、リズムに乗り切れずに12−24とリードを許した。第2クオーターはコートに戻った平野を中心に一時は逆転するも、後半はじりじりと点差をつけられて最後は9点差で試合終了を迎えた。
「打倒関東勢」に燃えていた。愛知学泉大は1996年から5連覇するなどこれまで18回頂点を極めた強豪だった。近年は優勝から遠ざかるだけでなく、関東以外からの優勝は2012年の大体大が最後。モニィークは「インカレ=関東という雰囲気がある。学泉は昔は連覇もしている強豪なので、その歴史を動かしたかった」と反骨心をのぞかせる。
■後輩に託す
今年果たせなかった野望は後輩に託した。「きょうは負けたけど、後輩たちは優勝が手の届くところにあると感じてくれたと思う。きっとやってくれる」。目の前で連覇を許した悔しさを胸に刻み、来年こそかつての強豪が頂点を目指す。 (谷大平)
(2018年12月16日 中日スポーツ8面より)