バス車両を使った移動期日前投票所で投票する学生＝３０日午前、愛知県豊田市の愛知工業大で

　２月３日投開票の愛知県知事選で、同県豊田市八草町の愛知工業大八草キャンパスに３０日、バス車両を活用した移動期日前投票所がお目見えした。選挙権年齢が１８歳に引き下げられてから初の知事選。若者の投票率向上につなげようと豊田市選管が企画した。市選管によると、バスを使った期日前投票所は全国でも珍しいという。

　学生ら有権者は前方のドアから乗車。投票用紙を受け取ると、車内に設けられた記載台で候補者名を記入し、後方の通路に置かれた投票箱に用紙を入れた。午前１０時すぎに一番乗りで投票を済ませた情報科学部３年、錦香奈さん（２０）は「いつも来る学校で投票できて便利。早速、友達にも勧めたい」と話した。

　今後、豊田市内の２大学のキャンパスを巡回する。３１日は中京大、２月１日は愛知学泉大。いずれも午前１０時〜午後４時、豊田市で選挙人登録している有権者であれば投票できる。

（2019年1月30日　中日新聞夕刊10面より）