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イベント 2018.07.19
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自国の建築や都市を ブラジル大使が紹介 名古屋造形大でシンポ
名古屋造形大の公開シンポジウムが名古屋市中区の東建ホールであり、ブラジル大使のアンドレ・アラーニャ・コヘーア・ド・ラーゴさんが、山本理顕学長とともに都市美をテーマに、自国の建築や主要都市について紹介した。
建築評論家でもあるラーゴ大使は、現地の写真や地図を示しながら、ブラジルの優れた建築物や都市には公共の空間が多いことを指摘。欧州の影響を受けた伝統的な町並みには教会近くに市民の集える広場があることや、世界遺産に登録されている首都ブラジリアでは、生活空間となる住宅地区にも公共の空間があり、空間そのものが保護されていることを例に挙げた。
貧困地域のファベーラなど都市の抱える課題にも触れ、改善を図ろうとしている現状も紹介した。
山本学長は、公共と私的な空間が完全に分けられる弊害を指摘。「建物が増えた途端に分けていいのか、これからの都市計画で考える必要がある」と話した。
(2018年7月19日 中日新聞朝刊県内総合版より)
建築評論家でもあるラーゴ大使は、現地の写真や地図を示しながら、ブラジルの優れた建築物や都市には公共の空間が多いことを指摘。欧州の影響を受けた伝統的な町並みには教会近くに市民の集える広場があることや、世界遺産に登録されている首都ブラジリアでは、生活空間となる住宅地区にも公共の空間があり、空間そのものが保護されていることを例に挙げた。
貧困地域のファベーラなど都市の抱える課題にも触れ、改善を図ろうとしている現状も紹介した。
山本学長は、公共と私的な空間が完全に分けられる弊害を指摘。「建物が増えた途端に分けていいのか、これからの都市計画で考える必要がある」と話した。
(2018年7月19日 中日新聞朝刊県内総合版より)