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学生活動  2018.03.07

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高峰譲吉の功績伝える 金沢工大生中学生に実験教室

金沢工業大の学生(右)から消化酵素「タカヂアスターゼ」の働きを学ぶ生徒=金沢市高尾台中で

金沢工業大の学生(右)から消化酵素「タカヂアスターゼ」の働きを学ぶ生徒=金沢市高尾台中で

 金沢工業大(野々市市)の学生が講師を務める「科学実験教室」が6日、金沢市高尾台中学校であった。1年生210人が実験を通して、北陸ゆかりの科学者高峰譲吉(1854〜1922年)の功績を学んだ。

 同大が2015年度から展開する「発酵産業活性化プロジェクト」の一環。応用バイオ学科の1〜3年計17人が参加。甘酒の糖度やpHを調べる実験と、譲吉が発見した消化酵素「タカヂアスターゼ」の働きを学ぶ実験を用意した。

 生徒たちは小麦の表皮から消化酵素を抽出。酵素を含む水滴をでんぷんにたらし分解される過程を観察した。ヨウ素液をかけると、酵素をたらした部分のみ青紫色に変色しなかった。

 男子生徒(13)は「譲吉の名前は知っていたが、研究内容までは知らなかった。実験をやってみて、譲吉が何をした人なのかが分かった」と話していた。 (稲垣達成)

(2018年3月7日 北陸中日新聞朝刊金沢総合版より)

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