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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2018.02.06

スープの温かさ 動画で表現 学生がポッカサッポロの広告制作

スープの動画広告(後方)を企画した森恵里奈さん(中央)ら=名古屋市中村区で

スープの動画広告(後方)を企画した森恵里奈さん(中央)ら=名古屋市中村区で

■名駅で放映開始

 JR名古屋駅太閤通口の大画面広告媒体「名古屋エクスプレスビジョン」で5日、大学生が企画・制作したポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)の動画広告の放映が始まった。交通広告に興味のある学生のインターンシップ(就業体験)として日本鉄道広告協会中部支部が企画した。

 動画は15秒間で、18面のモニターにモノクロで映し出された29人が、スープを飲むにつれて笑顔になり、画面中央から徐々にカラーに切り替わっていく内容。スープの温かさと喜びが周りに伝わっていく様子をイメージしている。

 昨年10、11月に同協会が名古屋市内で実施した講義には愛知大、金城学院大、中京大の19人が参加。5つの班に分かれ、広告業界の若手社員から指導を受けながら「スープの動画広告」をテーマに企画をまとめた。11月にはポッカサッポロの社員らの前で発表。森恵里奈さん(愛知大3年)らのグループのアイデアが採用された。

 森さんらは12月から動画を制作。幅7.2メートル、高さ2メートルの大画面で映し出された作品を見て、森さんは「商品をPRするだけでなく、メーカーの思いも伝えなければいけないと知り、勉強になった。作品が大きく映し出されて感動した」と喜んだ。

 交通広告業界を担う人材を育成する協会の趣旨に賛同したポッカサッポロが3年前からインターンシップに協賛。動画は11日までの7日間、午前6時から午前0時まで計3000回ほど放映される。(久野賢太郎)

(2018年2月6日 中日新聞朝刊9面より)

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