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2017.07.29
水掛け祭り 名古屋に根付け
椙山女学園大(千種区星が丘元町)の学生が、近隣の西山商店街(名東区西山本通2)を盛り上げようと、30日に商店街そばの西山中公園などでタイの伝統行事「ソンクラーン(水掛け祭り)」を企画している。商店街も新たな夏のイベントとして定着することを期待している。(塚田真裕)
ソンクラーンはタイの旧正月の意味。仏像や仏塔に水を掛けてお清めする伝統的な風習があり、最近では、街中で水を掛け合って楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになった。
企画は今回が3回目。タイの支援や地元の地域活性化などに取り組む同大生活環境デザイン学科の村上心(しん)研究室の学生が、大学近くの西山商店街を盛り上げようと2015年から始めた。今年は同大4年の北村万理恵さん(21)と平賀万裕さん(21)を中心に5月から準備を進めてきた。
1チーム15人の2チームに分かれ、金魚すくいで使う「ポイ」を頭の鉢巻きに付けて互いに水鉄砲で狙うゲームや、水鉄砲をかわしながら公園内に隠された菓子を探すゲームを楽しむ。15年は100人、昨年は200人が参加と年々盛り上がりを見せている。北村さんは「子どもたちが海外の文化に興味を持つきっかけになれば」と話し、平賀さんは「商店街を知ってくれる人が増えればいい」と意気込む。
同商店街振興組合の種田(おいだ)千早理事長(56)によれば、かつては夏休みに流しそうめんをしていたが、衛生面への考慮などから取りやめた。「新たな夏休みのイベントとして定着してほしい。SNSで知った若い人が訪れてくれるなど、商店街の活性化にも期待したい」と歓迎する。
30日は午前10時スタート。誰でも参加できる西山中公園と、小学生以下が対象で、近くの団地「アーバンラフレ虹ケ丘南」の空き地の2会場で開く。参加無料。ただし、水鉄砲(持参可能)を借りる場合は預かり金500円が必要。
(2017年7月29日 中日新聞朝刊市民版より)
ソンクラーンはタイの旧正月の意味。仏像や仏塔に水を掛けてお清めする伝統的な風習があり、最近では、街中で水を掛け合って楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになった。
企画は今回が3回目。タイの支援や地元の地域活性化などに取り組む同大生活環境デザイン学科の村上心(しん)研究室の学生が、大学近くの西山商店街を盛り上げようと2015年から始めた。今年は同大4年の北村万理恵さん(21)と平賀万裕さん(21)を中心に5月から準備を進めてきた。
1チーム15人の2チームに分かれ、金魚すくいで使う「ポイ」を頭の鉢巻きに付けて互いに水鉄砲で狙うゲームや、水鉄砲をかわしながら公園内に隠された菓子を探すゲームを楽しむ。15年は100人、昨年は200人が参加と年々盛り上がりを見せている。北村さんは「子どもたちが海外の文化に興味を持つきっかけになれば」と話し、平賀さんは「商店街を知ってくれる人が増えればいい」と意気込む。
同商店街振興組合の種田(おいだ)千早理事長(56)によれば、かつては夏休みに流しそうめんをしていたが、衛生面への考慮などから取りやめた。「新たな夏休みのイベントとして定着してほしい。SNSで知った若い人が訪れてくれるなど、商店街の活性化にも期待したい」と歓迎する。
30日は午前10時スタート。誰でも参加できる西山中公園と、小学生以下が対象で、近くの団地「アーバンラフレ虹ケ丘南」の空き地の2会場で開く。参加無料。ただし、水鉄砲(持参可能)を借りる場合は預かり金500円が必要。
(2017年7月29日 中日新聞朝刊市民版より)