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中日新聞掲載の大学記事

2009.10.30

難民は身近な問題 県立大学生有志団体が訴え 大学祭で講演会

 県立大(長久手町)で難民問題に取り組む学生有志団体「難民サポーターズ」が31日、大学祭に合わせて講演会を開く。名古屋市在住の難民や支援者らが体験談を紹介する。代表の羽田野真帆さん(20)らが、身近な問題として考えてもらおうと準備に励んでいる。

 当日は午後1時からミャンマーとベトナムの難民が来訪するほか、名古屋入国管理局に収監中の難民未認定者の伝言が代読される。30日から3日間は写真展示もある。

 団体は6月、羽田野さんの呼び掛けに外国語学部などの7人が集まって発足。6月20日の「世界難民デー」の催しに参加したり、名古屋国際センターで講演を聞いたりしてきた。入管がある同市内に難民がいる事実に驚き、名古屋駅前で募金活動も展開した。

 目標は、精神的に不安定な難民と面会する「入管ツアー」や日本語教室を企画すること。メンバーの長友美由紀さん(21)は「本人が望むことの手助けをしたい」。そのために「難民は遠い世界のことではないので、一般の方にも多く来場してほしい」と話している。 (松本浩司)

(2009年10月30日 中日新聞朝刊県内版より)
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