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2009.10.22
学生の車 大舞台へ 東京モーターショー
■アマ初名工大生設計、模型展示
名古屋工業大(名古屋市)の建築・デザイン工学科四年の加藤健太さん(23)が設計した自動車の模型が21日、千葉市の幕張メッセで開幕した東京モーターショーで展示された。41回目を迎えた同ショーにアマチュアが設計した車が展示されるのは初。
埼玉県の自動車デザイン会社が「もう一度、若い人に自動車の楽しさを理解してほしい」と考え、今年3月に全国の大学やデザイン専門学校に設計案の応募を呼び掛けた。
名工大では、大学院教授で、学部では自動車などの工業デザインを教える木村徹さん(58)の教室が参加。学生たちの設計案の中から、加藤さんの作品「XFV」が選ばれた。
XFVは、フレーム(枠)と三輪、座席で構成。スピードに合わせて車幅や車体の長さが変化する。「夢の車ではなく、実現可能性が高い新しいジャンルの乗り物」(木村さん)と高い評価を受けた。
同社は、加藤さんの設計図を基に大手メーカーの試作車を担当する技術者が実車(長さ三メートル、幅1.4メートル、高さ1.2メートル)の三分の一の模型やコンピューターグラフィックス(CG)を作った。
会場では、大手メーカーのブースの向かいに展示され、加藤さんは「イメージだけだった自分の車が、プロの手でこんなに素晴らしいものになるなんて」と話していた。
同ショーは、24日から11月4日まで一般公開される。
(写真)「XFV」の3分の1スケールモデルを展示した、名工大大学院の木村徹教授(左)と同大の加藤健太さん=21日、千葉市の幕張メッセで
(2009年10月22日 中日新聞朝刊30面より)
名古屋工業大(名古屋市)の建築・デザイン工学科四年の加藤健太さん(23)が設計した自動車の模型が21日、千葉市の幕張メッセで開幕した東京モーターショーで展示された。41回目を迎えた同ショーにアマチュアが設計した車が展示されるのは初。
埼玉県の自動車デザイン会社が「もう一度、若い人に自動車の楽しさを理解してほしい」と考え、今年3月に全国の大学やデザイン専門学校に設計案の応募を呼び掛けた。
名工大では、大学院教授で、学部では自動車などの工業デザインを教える木村徹さん(58)の教室が参加。学生たちの設計案の中から、加藤さんの作品「XFV」が選ばれた。
XFVは、フレーム(枠)と三輪、座席で構成。スピードに合わせて車幅や車体の長さが変化する。「夢の車ではなく、実現可能性が高い新しいジャンルの乗り物」(木村さん)と高い評価を受けた。
同社は、加藤さんの設計図を基に大手メーカーの試作車を担当する技術者が実車(長さ三メートル、幅1.4メートル、高さ1.2メートル)の三分の一の模型やコンピューターグラフィックス(CG)を作った。
会場では、大手メーカーのブースの向かいに展示され、加藤さんは「イメージだけだった自分の車が、プロの手でこんなに素晴らしいものになるなんて」と話していた。
同ショーは、24日から11月4日まで一般公開される。
(写真)「XFV」の3分の1スケールモデルを展示した、名工大大学院の木村徹教授(左)と同大の加藤健太さん=21日、千葉市の幕張メッセで
(2009年10月22日 中日新聞朝刊30面より)