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中日新聞掲載の大学記事

2017.01.18

学生消防団員に認証状 四日市大3人の実績証明

 四日市市消防団員の四日市大の学生3人に、市は17日、活動実績を証明する認証状を交付した。認証制度は若者の入団を促すため今月から始まり、交付は初めて。

 3人は4年の北村潤さん、繁田大輝さん、宮崎香奈さん。昨年1月に入団した。地域の防災訓練を指導し、災害時には避難所運営を手伝う。

 北村さんは東日本大震災の被災地の宮城県東松島市出身。4月からは古里の金融機関で働く。「分団の活動で自分の被災体験を話した。地域の人と直接話すことの大切さを学んだ」と振り返った。繁田さんは三重県警、宮崎さんは土木関係の会社へと進む。「団員の経験を生かし、警察官として人を助けたい」「災害に強い町づくりに努めたい」と話した。

 交付式は富田の市防災教育センターであり、伊藤忠夫・市消防団長が認証状を手渡した。3人は避難所運営の実践として、簡易トイレを組み立てる実演をした。

 認証制度の対象は消防団に1年以上所属し、火災の消火や防災啓発に6回以上参加した学生。就職活動に生かせるという。入団できるのは18歳以上で、大学生の団員は現在、3人を含め22人。(大西里奈)

(2017年1月18日 中日新聞朝刊北勢版より)
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